2016年08月11日

あるADDっ子の高校生活 良かったことA

あるADDっ子の高校生活 良かったこと@の続きです

A似たようなタイプの生徒が一定数(中学時代より多く)いること

あくまでものび太、姪っ子の行った高校(それぞれ別の農業系の学科を持つ公立高校)でのことです。

Aタイプとしては、前向きな気持ちで農業系の高校を選ぶ、中学時の成績が優秀な生徒。

人数はまちまちですが、大学の指定校推薦枠で国立大や私大の農学部(レベルは割と高めです)もあったりします。国立大の中には、将来農業系の科目を教えられる「技術家庭科」の教員養成系もあったりします。

それぞれの人数や条件は、高校見学時に確認されておいてもいいかもしれません。あまりにもここにばかり期待しすぎると、人数枠に漏れた場合がっくりきます。

のび太の高校では中学校からほぼオール5近くできた生徒さんで、農業系のクラブにも入り、研究や発表をしっかりして実績を積んで、国公立の指定校推薦で進学した生徒さんが何人かいました。普通科クラスよりも数の上では上位大学への進学は多く、高校にとっては看板のようになっていた面もあります。

指定校推薦は評定値が大きい判断材料ですから、これがしっかりとれる生徒さんは強いですね。

多数派の農業系の生徒は大きく3タイプに分かれます。

Bタイプは、何らかの理由で中学生時代に評定値がとれず、農業系を勧められ、そちら方面にある程度興味を感じて進学してきた生徒。もしくは成績はそこそこあるが、農業系に興味があり、自分で選んで進学してきた生徒。

姪っ子やのび太はこのタイプですね。(前者の方ですが)先ほどの「評定値が非常に高く、普通科でもかなりのところに行ける状況なのにあえて選ぶ生徒」と違い、当初から「指定校推薦枠狙い」などの明確なモチベーションはありませんが、この方面の勉強なら何とかやれそうだと高校に入ってから前向きになれる場合が多いです。

何らかの理由、の多くは、他のお母さん方のお話を聞いても「悪気なく提出物を出さなかった」という子が多かったです。

雰囲気が非常に似通っています。男女ともおっとりしていて、真面目。外見をあまり気にせず、入学式の時には寝癖のついている男子が多くて、思わず笑ってしまいました。のび太ももちろんその一人です。

姪っ子もおしゃれには関心がありません。ただ、服装に対するあるこだわりはあるようです。色は黒でシンプル、など。

ただ、農業系の場合、学校にもよりますが、将来ブライダル関連などのフラワーアレンジの仕事やお花屋さんを目指していたり、お料理、製菓方面を考えている生徒もいますし、卒業後専門学校に進んだり、ホテルやお花屋さんに就職する子もいます。その子たちは活発で、友達も多く、クラブなどにも入っていわゆる「高校生活」をエンジョイしています。おしゃれに関心のある女子も多いようです。

Cタイプは、評定値が同じく低く、農業系を勧められ、仕方がないなと一応は納得して入学し、勉強以外のクラブ活動や友人関係に力を入れて高校生活のモチベーションを高める生徒。

この子たちは勉強にやる気を見いだせないし、農業系の科目にも興味を持てないのですが、割り切って自分の力を入れる分野でそれなりに楽しく過ごしています。高校の中に見出せない場合は、SNSやゲームなどの趣味だったり、バイトだったり、自分で居場所を見つけて勉強もそこそこします。

興味のある分野や一緒に頑張れる友人が見つかったり、クラブ活動での推薦をもらえたり、もらえなくてもその後も続けたいクラブなどで行きたい大学が見つかれば、急激に成績が伸びることもあります。

Dタイプは、評定値が低く「ここしか入れない」と言われ、しぶしぶ入学してきた生徒。
中学からやってきた勉強にも相変わらず興味が持てず、農業系の授業はもっと面倒でかったるい。
割と早い時期から学校に出てこなくなります。
夏休みに入る前後に退学してしまうケースも耳にします。
どこかの時点で少しでも農業や植物分野に興味がもてたり、将来に結び付けられるきっかけがあったり、面倒見のいい友人がいたり、クラブなどでやる気を出せたりできれば、頑張れる場合もあります。
進学前にオープンスクールにもほとんど顔を出さず、学校の内容を把握しないまま入学するのは危険です。
「合わない」なら「合わない」ことを中学生の間に把握し、「あの高校にはいきたくないから頑張る」でもかまわないので進路変更しておいた方がいいと思います。

農業系の高校を考えるなら、オープンスクールへの参加は必須です!のび太は6回のうち確か5回ほど参加しました。

お子さんがBタイプだなと思われたら、オープンスクールでの感触(在校生の雰囲気、見学に来ている他の生徒の様子、先生方の様子)資料や高校の内容(カリキュラムや研究、課外活動、進学・就職先など)から、本当にこの高校で頑張れるか、ご本人に確認してみてくださいね。

先日、母の初盆で姪に会いました。やはり学校は楽しいようです。

外での作業のために真っ黒に焼けていました。

先生の指示を聞き違えたり取り違って、違う教室で待っていたりするのも、クラスの3分の1ほどいたとのこと。

ADDっ子にはありがちですよね。

でもこれがクラスの3分の1もいたというのに笑ってしまいました。

先生も慣れたもので、そんなにひどく叱られることはなかったそうです。

これが自分だけだったりしたら、落ち込みますよね。

社会に出るまでには解決しなければならないことですが、彼らには時間が必要です。

「ああ、しまった」とは本人たちもわかっています。

そして、数回の失敗ではなかなか直せません。

でも、そこに悪気はないのです。とにかく時間と回数がかかります。

その間にひどく叱られたり、馬鹿にされたりすると、それが二次障害になってしまいます。

のび太はかなりの問題点を高校時代に解決できました。

今ももちろんまだ問題は抱えていますが、高校時代のあったおかげで、自己肯定感は保たれています。

これも根気よく見守って下さった高校時代のおかげだと感謝しています。

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posted by みずき at 11:07| Comment(2) | 支援方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
姪っ子さんのお話、楽しく読ませていただきました。
高校生活を生き生きと過ごされているようで、私も嬉しくなりました。

特に教室を聞き違えたお話が微笑ましいです。
間違いなくうちの息子も、そこに「ちょこん」といるタイプ。しかも寝グセあり(笑)


夏休みの間に高校見学をたくさんこなしてきて分かったことがあります。
私の頃は「偏差値が低い=不良が多い」というイメージでしたが、今は全く違うのですね。

ある学校の体験授業へ行って来ました。
お世辞にも進学校とは言いがたい学校です。
終了後息子に感想を聞いてみました。

「授業とっても楽しかった!」(満面の笑み)
 彼の大好きな歴史だったので...

「他の生徒さんの様子は?」
「う〜ん、大人しい感じの奴ばかりだったよ」
 自分のことは棚に上げてと思うのですが...

「もしかしたら、春から一緒に通うことになるかもしれないね」
「うん。そうだね。大丈夫!」
 合格してから言ってください...

先生方にも色々お話を伺ったり、偶然にも息子の部活の先輩が通っていることも分かりました。それはそれは嬉しそうにしてました。

お勉強があまり向いていないだけで、素直で優しいお子さんも大勢通っているそうです。
まさにBタイプの宝庫(笑)
息子もその一員になれるよう、がんばってもらいたいものです。

何だか私も明るい前向きな気持ちになれました。今まで、息子ではなく私だけが焦っていたようで、息子には申し訳なく思います。

無理せず、マイペースに。

でも、夏休みの宿題はきっちり終えて欲しいです。
Posted by collon at 2016年08月26日 14:33
collonさん

長文の記事を読んでいただき、コメントまでありがとうございます。

息子さんの様子がとても微笑ましく、私まで嬉しくなってしまいました。
モチベーションは間違いなく上がっていると思うのですが、日頃のコツコツ(宿題や提出物)にすぐには結びついてくれないのが、彼らのなかなか手ごわいところですね^^;

それでも少しずつ変わっていかれると思います。
これからが楽しみですね。

また息子さんのご様子、教えていただけると嬉しいです。
ありがとうございました。
Posted by みずき at 2016年08月28日 10:35
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